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2023.10.27
「事故物件」とは過去にその物件内で事件や事故があった場合をさします。
一般的に事故物件は売却が難しいと言われますが、全く売れないといったことはありません。
事故物件の内容や対策方法などについてのコラム、ぜひ一度ご覧ください。
事故物件を売却する前に、まず最初に「事故物件とはどのような物件なのか」を確認しておきましょう。
事故物件には大きく分けて2つの種類があります。
1.物理的瑕疵物件
2.心理的瑕疵物件
物理的瑕疵物件とは、その物件にある物理的な欠陥のことをいいます。
たとえば、室内に雨漏りがある場合や、水道管や排水管の故障などがある場合、または白アリなどの害虫被害がある場合などは物理的瑕疵物件になります。
心理的瑕疵物件は、心理的な欠陥、つまり「買いたくない」「住みたくない」といった、人間の心理的な部分において抵抗がある物件のことです。
殺人や強盗などの事件、自殺や事故などがあった物件は代表的な心理的瑕疵物件となります。
そのほかにも、近隣にごみ処理施設や火葬場などがある場合、また宗教施設が近くにあったり、有名なトラブルメーカーなどが近隣に住んでいたりする場合もこれらすべて心理的瑕疵物件にあたります。
事故物件は明確に法律で定められているものではありません。
そのため、物理的な欠陥や心理的な要因から「買いたくない」「住みたくない」など、購入が敬遠される物件を総称して「事故物件」と呼びます。
不動産売却においては、主に不動産内で起きた事件や事故死(自殺、他殺、変死など)などが発生している場合に事故物件として扱うケースが多いです。
ただし、老衰などの自然死の場合も、警察が介入しているなどの事情があれば、基本的に事故物件として扱われます。
・①通常通り市場で売却する
事故物件だったとしても、通常の不動産売却の流れで売却することは可能です。
そもそも事故物件自体を気にしない人もいますし、事情があっても安く買えるなら購入する、という人もいます。
事故物件の事情によっては、特に気にならないというタイプの買主もいるため、市場で売却できないというわけではありません。
すぐに売却が難しい場合は、期間を置いて売却するという方法があります。
期間を置くことで、事故物件になった理由(心理的瑕疵)を和らげることができるからです。
同じく心理的瑕疵を和らげるために、リフォームや修繕をしてから売却する方法もあります。
・②買取で売却する
買取で売却する方法もあります。
買取とは、不動産会社に不動産を買取してもらう売却方法です。
市場でなかなか買い手のつかない不動産でも、買取を使えばお金にできることが多いのです。
市場でなかなか買い手のつかない不動産のひとつが事故物件になります。
もしも売却中に売り難いと感じたら、不動産会社に買取を依頼するのも方法のひとつです。
事故物件の売却相場は、通常の不動産(事故物件ではない不動産)より低めになってしまうことがほとんどです。
自殺の場合、通常の市場価格から3割程度低い額が相場になり、他殺であった場合は5割程度低い額が相場になります。
さらに、買取で売却する場合は相場がもっと低くなることに注意が必要です。
買取は市場で売却が難しい不動産でも売却できるというメリットがある反面、市場価格より相場が低めになっています。
事故物件の場合は、事故物件だという理由から相場が下がり、買取により相場がさらに低めになるのです。
たとえば、4,000万円の不動産があったとします。
自殺のあった事故物件だったので、3割減の2,800万円が相場です。
買取の場合はさらにそこから2~3割ほど下がったものが相場になります。