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コラム
2020.07.23
ペアローンとは、ひとつの家に対して複数の債務者がローン契約を行うタイプのローンです。
ペアローンがよく使われるのはマイホームの取得。マイホーム取得時のローンは夫だけの名義で借り入れる場合や妻の名義だけで借りる場合もありますが、ペアローンを使って夫婦で住宅取得費を借りる方法もよく使われます。
ペアローンを組んだ場合に困るのが、離婚したときです。
離婚すると夫婦の片方が家を出て行くか、双方が家を出ることになります。
ペアローンの融資条件は同居になっていることも少なくないため、離婚に際してペアローンをどのように扱うかが問題になるのです。
離婚後も同居し続ける元夫婦もいますが、離婚という決断を選んだ以上、別々の人生を歩むことでしょう。
夫婦の間に決定的な亀裂が生じている場合、ペアローンの返済があるからといって同居を続ける夫婦はまずいません。
そのため、離婚に際して任意売却などで家を売却し、ペアローン返済問題を解決することがよく行われているのです。
しかし、任意売却にはメリットとデメリットがあります。
任意売却でペアローン返済問題の解決を目指すなら、メリットとデメリットを知って検討することが重要ではないでしょうか。
離婚の際のペアローン返済問題の解決に任意売却を使うメリットとデメリットを解説します。
離婚の際にペアローンを任意売却で解決するメリットは2つです。
離婚後は離婚前の状況と縁を切ってしまいたいという人が少なくありません。
ペアローン状態をそのままにしておくと、離婚後も元妻や元夫と顔を合わせなければならない可能性もあります。
何より、離婚後は住まない家(人によっては嫌な思い出のある家)の債務を返済し続けるのは、あまり気持ちの良いものではありません。
任意売却を使えば、離婚前の思い出が残る家とすっきり縁切りできます。心情的なメリットです。
ペアローンの返済が残ってしまうと、離婚後の生活を圧迫しかねません。
離婚後は新しい生活がはじまります。
そこに返済が残っていると、新居の家賃や購入費用、生活費などにマイナスです。
新しい生活をはじめるからこそ返済問題を先に解決しておきたい。
このような考え方を持つ夫婦もいます。
任意売却でペアローンの清算をしておくことにより、新生活後のお金は新生活後に使えるようになるのです。
離婚の際にペアローンを任意売却で解決する場合、任意売却自体がデメリットになってしまうことがあります。
任意売却がデメリットになるケースは次の2つです。
離婚に際して住宅の売却はよく行われますが、中には家に住み続けるケースもあります。
たとえば妻だけ家を出て、夫はペアローンで購入した家に住み続けるケースです。
逆に妻と子供が住み続けて、夫が出て行くケースもあります。
任意売却で家を売却してしまうと、「離婚後に住み続けるつもりだったのにできなくなった」となってしまうのです。
任意売却をしても残債が大きく、さらに家の売却費用などで大きなマイナスが出てしまうことがあります。
マイナスが出ると結局「そのマイナスをどうするか」という話になるのです。
大きなマイナスが出てしまう場合は別の方法も検討しなければ、ペアローン残債問題がさらに深刻化する可能性があります。
家をペアローンで購入した場合、離婚に際してどのように解決するかが問題になります。
解決方法としては任意売却などが考えられますが、ケースによってはデメリットになることもあるのです。
離婚の事情も夫婦それぞれなら、債務状況も夫婦それぞれです。
事情に合わせた解決策の選択が重要になります。
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